Consultation 162 件名 : なし 正影刹紅と申します。15歳。恋をしています。 僕もその人も永遠なんて無いと思っています。 僕たちは生き始めてからまだ15年しか経っていません。 だからこの先いつか終わってしまう日が来るのが怖くて両方とも、好きといえないんです。 でも、このままだと、昨日抱きしめてくれたその人の体温が過去になってしまい そうです。僕はもう限界です。 一体どうしたらいいのか分かりません。 ![]() 18歳になったら、また連絡してください。 ![]() ちょっと、それはないんじゃない? ![]() いいんだ。その頃にはきっとな、別の恋人がいて 楽しく過ごしてるだろうから。 ![]() そうじゃなかったら? ![]() いや、ゴメンって言うだろうな。 本当にすみませんでした。と。 ![]() そうは言ってもね、悩みにはちゃんと答えが必要だと思うよ。 悩んでるんだから。 ![]() そうは言ってもなぁ、15歳だろ? 15歳で永遠とか、終わるのが怖いなんて言ってたらキリないぜ。 むしろその方が怖い。 ![]() 別に、うまいコメントはいらないから。 ![]() そうだなぁ、なら、付き合っちゃえよ。 もし、別れる運命だとしてもいいじゃねぇか。 あとで後悔するよりもずっといい。 ![]() そうかもしれないけど、違うよ。 この子はね、相手と付き合いたいけど、 今の関係を台無しにしたくないんだよ。 だから、前にも進めない、現状でも悩むんだよ。 ![]() いい答えだ。本当にそうならな。 もしかしたら、その人が運命の人かもしれないんだぜ? まぁ、違うとは思うが。 ![]() だから、もっと希望を! そんなのじゃ、逆にへこむよ。 ![]() へこむのが怖いなら、告白なんてするなよ。 ![]() えーーーーー。 言ってることは一見まじめだけど、 それってただの逆ギレじゃないか。 ![]() やけに説明口調だな。 まぁ、15歳ってことは、中学3年くらいだろ? ![]() そうだね。 ![]() もしかしたら別の高校に行くかもしれない訳だ。 そうしたら、会う機会も減るだろう。 そのうち、疎遠になるかもしれない。 少し想像してみるとしよう。 想いは消えず、慕情を募らせる。 そして、やはり告白しようと考え投稿者は、相手に電話をする。 「もしもし」 久しぶりに聞く相手の声、変わっていない。 幼さの残る、あどけない声。 自分の緊張を悟られないように努めて明るく振舞う。 「久しぶり、元気だった?」 少しの沈黙の後、相手は思い出したように投稿者の名前を口に出す。 自分を覚えていてくれたことが嬉しく、言葉があふれ出していく。 まるで距離を、歳月を埋めるかのように。 当たり障りの無い世間話のあと、投稿者は軽い口調で相手に質問する。 「ねぇ、好きな人とかできた?」 少しの沈黙。 相手が告げたのは、聞きたくない答え。 「よかったじゃん、心配してたからさ」 嬉しそうに投稿者は相手に祝福の言葉を。 相手は少し照れたように答える。 投稿者は、嬉しそうに会話を続ける。 冷やかし、懐かしみ、話すこともなくなり、投稿者は、電話を切った。 またね。とは、言わず、それじゃ。と電話を切った。 消える携帯の液晶画面。 携帯を、強く握り締める掌。 そこには何もない。いや、無いのではない。失ってしまった。 永遠も、願いも、約束も全てを。 残ったのは失意。そして、後悔。 ![]() 悲しいよ、兄さん。 ![]() そうだな。 よくある話だ。 悲しいが、これで終わりじゃない。 その時、携帯が震えた。 相手はわかっている。 明るい声は出せそうにもない。 ただ、声の震えを隠し、投稿者は言う。 「もしもし」 ![]() そして? どうなるの? ![]() 続きはwebで(・∀・) ![]() (゚Д゚ ) 何CMみたいなこと言ってるの! そもそも、ここがwebじゃないか。 続きはどうなるの? ![]() 母親からだった。と。 ![]() 納得できない。 ![]() じゃ、父親が、早く帰ってこい!と。 ![]() 駄目だよ。ちゃんと言ってよ。 ![]() 「今、いい?」 投稿者は、少しだけ明るい声で答える。 さも何事もなったかのように。 「あぁ、いいよ。どうしたの?」 「あの時、付き合ってればよかったかな?」 呼吸が、止まり、周りの雑踏の音も聞こえない。 体温が、急激に冷めたような気がした。 ふざけて答えたくはない。 だが、何と答えればいいのかわからず、投稿者は沈黙する。 その沈黙の後、相手は言った。 「あの時の約束さ」 「別に、気にしてないから、いいよ」 相手の言葉を遮り、投稿者は、明るく答える。 言葉とは裏腹。投稿者は下を向き、その表情は曇っている。 「そう。わかった。それじゃ」 名残惜しそうに、相手は電話を切った。 嬉しさもある。だが、それ以上に悲しかった。 相手が約束を覚えていてくれたことが。 なら、どうして。そう問い詰めたかった。 だが、もう遅い。遅すぎた。 青い春の淡い恋。ただ、それだけのことかもしれない。 ![]() バットエンドじゃないか! 余計悲しいよ。 ![]() いや、まぁ、こうならないようにな。 永遠。そんなのは自分たちで作ってくれよと。 ![]() 久しぶりにいい答えだね。 いや、いいのかな? ![]() 関係ないが、投稿者の名前、何て読むんだ? ![]() そんなのは最初に言ってよ・・・ 猫本店へ TOP BBS |