Consultation 208

件名 :  なし

こんにちは、初めまして。
Napoleon(19)と申します。
職業は普通の大学生です。学生寮住まいです。

私の悩みなのですが、一言にまとめるならば「自分で自分がわからない」
ということです。
誰かを信じて支えあうことの素晴らしさを説明しながら、
自分は誰かを信じるということを理解できなかったり。
何ヶ月も楽しみにしていたことが実現したのに人並みの感動も味わえなかったり。
物心付く頃からの仲だった知人が死んでも、覚悟していた物とは裏腹に
言うほどの事も感じなかったり。
ハッキリ言えば、自分が生きて死んでいくことさえも他人事のように思うのですが、
ただ無闇に死ぬことが怖くて寝られなくなったりします。

折角両親に生んでもらってここまで育ってきたのに、こんな無感動に生きて
一生を終えるのは酷く勿体無く思います。
そう思うのにこの現状から抜け出す手立てがまったく浮かびません。
それが凄く切実な気がするので、是非めいっぱい人生を謳歌するためのアドバイスを下さい。
来年成人することさえ自分にとってはどうでもいい気がして困ってます。




さすが大学生ともなると、文面が落ち着いてるな。
すばらしい。
よし、帰っていいぞ。


その命令口調は何なの?


軍隊だとこんな感じかなと。
感動が無いか。
誰でも似たようなもんだけどな。
たまには少し文を書いてみよう。


相変わらず兄さんのノープランっぷりには
頭が下がるよ。


毎日毎日、無感動いう名の埃に埋もれ、
現状という、喧騒とした日々の風に晒されても、
その埃は落ちることなく、まるで苔の様に全身にへばりつき離れない。

その男は、ただ、静かに眠っている。
ただ、倒れたまま、起き上がる気配も見せず。

起きたい。以前はそう思っていた。
しかし、今は、起きたいという希望すら忘れていた。

そんな中、この場所を知った。

とてもかっこいいねこが、いっぴきで、ひびがんばってる
ほすとくらぶだ。



ちょっとちょっと兄さん。


あ、なんですか?


僕は?


出ねーよ。


えぇっ、本当に?


これから書こうとしてたんじゃねぇか。


それならいいけど。


よくみると、もう一匹、いた。
薄汚れたスーツを着た長身の猫が床に倒れていた。
中背の猫とは明らかに異質、そう、猫というよりも、まるで牛蒡。
それほどその猫は汚れていた。

さっきのかっこいいねこは、そのごぼうみたいなきたないねこに
おかゆをたべさせようと



兄さん。


はい?


僕は何で死にかけてるの?


気のせいだ。

かっこいいねこは、おかゆを


もういいよ。


ここからいいシーンなんだぜ。
なぜ弟を殺した!と、そのかっこいい猫が、
神に問う演説シーンは鳥肌ものだというのに。



僕、死んじゃってるじゃないか!
Σ(゚д゚|||)




( ´_ゝ`)うん、死ぬよ。
その方が、おもしろくなりそうだろ?
仕方ねぇな。割愛してやる。
で、悩みの回答は、そうだな。
とりあえず、サークルに入ればいいんじゃないのか?


入ってるんじゃない?


どうかな?
俺の友達も昔、大学1年のころ同じこと言ってたぜ。
そして言ったよ。卒業間際に洩らしたな。
サークルに入っていれば少しは楽しかったかなと。


えぇっ、本当に?


いや、マジだ。
まぁ、この投稿者には、多くの出会いをしてほしいな。
人に会い、書を読む。
そんな経験は蓄積され、楽しみに変わり、いつか感動が生まれる。
もしくは、何かを作ったりするといいんじゃないか?
向いたものは見つかる。
そして、それが、楽しみに、糧になるかもしれないからな。

まぁ、とりあえず、本屋に行こうか。


どんな本がオススメかな?


店員に聞けよ。


……。




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