Short Story…
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Short Story No 125
いつも通り
今日も、いつも通りの1日が始まる。
いつも通りの時間に朝起きる。
いつも通り顔を洗い、朝食を食べる。
いつも通りバスに乗り、20分かけて学校へ行く。
いつも通りスリッパを隠され、探し遅刻する。
いつも通り教室で皆に無視される。
いつも通り授業中に、何か物をぶつけられる。
いつも通り休み時間はコソコソ隠れる。
いつも通り物を隠され、壊される。
いつも通り昼休みに呼び出され、
いつも通り軽く殴られ、
いつも通りお金を渡す。
いつも通り放課後になり、殴られる前に急いで帰宅する。
いつも通り、いつも通り、いつも通り、いつも通り、
毎日は繰り返される。
僕は、その流れに従ってきた。
この流れが始まってから、ずっと。
このまま卒業まで、流れに従い、受け入れる予定だった。
だけど、もう、お金がない。
だから、明日はいつも通りじゃないことを、する。
いや、してやる。
僕は、ずっと待っていたのかもしれない。
いつも通りじゃなくなる、明日って日を。
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